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「ま、何もしなくたって、今日の結婚式を見れば少しは誘発されるんじゃない?
ほら、豊ってちょっと女性的でロマンチストだし・・・。」
愛ちゃんは私の言葉に賛同して頷きながら、真乃ちゃんの爪に1つ1つネイルチップを付けていく。
このネイルチップは、かつてネイリストを目指していた薫子がデザインしたものだ。
クリアーのチップにホワイトのグラデーション。
オーロラのホログラムとホワイトローズのアートで華やかさが添えられたそのチップには、今日スタッフとして結婚式を支える薫子からの祝福が込められているようだった。
「なんか、こういう女同士の会話っていいね!
結婚式が終わって落ち着いたら、また3人でゆっくり話そうよ!!」
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