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「う、、、、ん。今は、そうなれたらいいなって思って、やってるの。陽子さんにね、『みんなを明るくさせたり、元気を与える人がアイドルなら、テレビに出るアイドルにこだわらなくても良いんじゃない?』って言われたから、私はお花屋さんだけど、ちょっとでもそうなれるように、やってるの。」 「効果出てるんじゃないですか?なんか、傍に寄りたいオーラを感じますよ。」 「そうかな?そうだと、嬉しいんだけど、、陽子さんもそう思ってくれるかな?」 「大丈夫ですよ」と、そう言う美雪の声をかき消すように、大きな声で「きららちゃん?」と呼ぶ陽子。一人オフィスルームにこもり作業をしていた陽子は、リビングルームで楽しげに美雪と話すきららの姿に心底驚いた様子だった。 「すっかりご無沙汰しちゃって。」 照れたように頭を下げたきららに駆け寄り、彼女の両手を嬉しそうに何度も何度もぶらぶらと陽子は揺らす。 「やだ~、すっごく可愛く綺麗になってるじゃない。アイドルの道まっしぐらね!」 「ありがとうございます!」 「どう?アイドル反対の家族とは、最近。」 「すっかり、応援してもらってます。あの後帰ってすぐ『花屋になる』って言った時は、『どうせそんな事言っても、面接の一つもしないでグーたれる。』なんて言われたんですけどね。その後、面接行って、受かって、実家も出て一人暮らしするって、事がどんどん運んでいくうちに、どんどん親も応援してくれるようになって、今じゃ、ブログにコメントまでして、応援してくれてます。」 「すごいじゃない!一番の応援隊長が両親なんて。」 「はい!」 「それにブログも復活したのね。」 「はい。今度は本名で、三二歳も公表して、プロフィールに自分の写真も貼りました。だから、すごく色々気になって、髪型も変えたりしたんですけど、、大丈夫ですか?」 「全然良いよ。それに、ジーパンもすごく似合うのね。良いと思う。」
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