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「だから、今日はきららさんにプレゼントしたって事で、ブログに載せてください。」 「いいんですか?私は嬉しいけど、陽子さんは、、、」 「いいの、いいの!陽子さん出したら、私がここに来てるのバレちゃうし。それは、知られたくないの。だって、ここ、私が佳菜子に戻れる数少ない場所だからさぁ。ね、陽子さん?」 もちろんの顔つきで陽子は微笑んだ。 「ありがとう。じゃぁ、お花と一緒に、写真お願いします。」 傍にいる美雪にケータイを渡すと、密香も自分のポケットからケータイを出した。 「きららさん、私のでも撮ってもいいですか?」 「え?」 「私もブログに載せてもいい?」 「いいけど、私なんかの素人と?」 「今は、お花のプロでしょ?もし構わなかったら、きららさんのブログとか、お店の紹介もしてもいいですか?」 「いいですけど、、本当にいいんですか?」 「良いって言うか、良いんです。私ブログとか得意じゃないんですけど、事務所からちゃんと更新するように、すごくうるさく言われてて、でも、いつもネタすらが見つからなくて、、、、。そんな感じなんですけど、、いいですか?」 「もちろん、嬉しい!ありがとう!」 写真が終わると、きららはそのお花を給湯室に持って行った。 その出来上がりを見て、また一同は「わっ」と、驚いた声をあげた。蜜香が持ってきたお花は、お誕生日にでももらうような洋花ばかりが集められていたのに、きららがアレンジメントし直したお花たちは、お正月を連想させるような雰囲気に仕上がっていたからである。
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