★水☆

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そのままアランは私の横を通り過ぎた。 スッと私から離れていくアラン… 寂しい風が吹き抜ける。 アランがこのまま、この学園にいられるわけがない… 不安な気持ちが、心を埋め尽くす… 「アランー…」 アランの大きな背中… 私はその背中を見つめ、走った。 ゆっくりと振り向いたアランの胸に、力いっぱい抱き着く。 「美希、心配しなくていい。美希は自分の事だけを考えろ」 「…ごめんなさい。私が…いけないの。私が…」 「美希は何も悪いことしてないよ。悪いのは俺だ。ほら、お母さんが待ってる。行け」 アランは私の手をほどくと優しい笑みを浮かべ、私に背を向け校長室に向かって歩いた。
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