プロローグ

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ネ「ねぇ、お姉ちゃんはこの世界をどう思う?」 私は、隣にいるアヤノお姉ちゃんに聞いた。彼女は少し悲しげにクスッと笑ってこう言った。 ア「ネイロは、この世界が嫌い?」 その表情に一瞬、胸が締め付けられたけど大きな声で― ネ「大っっっ・・・嫌い!!!みんな、自分と違うだけで、゙気持ち悪い゙とか言って化け物扱いするっ!こんな世界に何で生きているのか、分かんないよっ・・・!」 私は、赤く染めた目でお姉ちゃんを見つめていた。すると「大丈夫」と言って私の涙を拭いて ア「私は、この世界が好き。そりゃ、前まで嫌いだったよ?でも、今は違う。こんな風に笑えるようになったのは、この世界のおかげなんだ。」 「・・・え?・・・」 「だから、ネイロもそんな世界を見つけて?」 これが、アヤノお姉ちゃんからの最後の言葉だった。
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