第1次試験

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第1次試験

優愛は人に埋め尽くされているなか一際目立つ大きな建物、COLORの中に足を進めた ブランド会社といわれてるがために全体が高級感に包まれている 天井を見上げれば美しいシャンデリア 少し先の階段は鮮やかな金色の手すり あちらこちらで高価なものが目にはいる 真っ白い大理石がコツコツと足音を響かせる 優愛は真っ直ぐに歩き、カウンターまでくると受け付け員の女性から声をかけられた 「こんにちは 何かご用でしょうか」 営業スマイルを浮かべながら女性は訪ねた 「勝者と敗者に色の栄光を」 「かしこまりました 部屋にご案内致します」 優愛は戸惑わず、女性の後ろについていく 優愛が発した言葉は試験を受ける合言葉だ この言葉をいえばロストの試験会場の部屋に案内される 長い廊下を歩き、1つの金扉が見えてきた だんだんと扉に近づく 興奮して心臓がバクバクと鳴る 一歩また一歩進み 扉の前にたどり着いた 「ご健闘をお祈り致します」 女性の言葉と共に 試験会場の扉がゆっくりと開かれた
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