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眩しい光に包まれ一瞬何も見えなくなった
視界が明らかになると
そこには優愛より早くきた受験生が勢揃いしていた
人々は優愛に視線を向けている
不良や舞踏家にみえる者、ボクサーのような体つきをしてある者が集まっている
優愛は注目を浴びているのを気にせず早々と空いている椅子に座った
異様な静けさに包まれている部屋だったが優愛が座った途端、あちらこちらで会話が行われだんだんざわついてきた
｢そこの金髪のきれいなお嬢さん｣
不意に後ろから話しかけられ優愛は後ろに顔を向けた
そこには黒髪の少年と白髪の少年がいた
髪の色は違うものの二人とも顔立ちがそっくりだ
｢試験が始まるまで俺たちと少し話そうよ｣
めんどくさいと思いつつ
優愛はこの二人と話すべきか考えはじめた
もし、試験で他人と協力しなければ達成できない場合があるかもしれない
そうなることを仮定し、優愛はここで二人と仲良くなれば自分の味方となってくれるだろうと考え話すことにした
｢いいよ
私は月風優愛 よろしくね｣
優愛は得意に笑顔を作る
｢俺は鵺築鳳也 (ﾔﾂｷ ﾀｶﾔ)｣
黒髪の少年が無表情で答える
｢俺は鵺築優 (ﾔﾂｷ ﾕｳ)｣
先程優愛に話しかけた白髪の少年が明るい笑顔答える
｢｢二人あわせて双子の鵺築兄弟!!
以後よろしく｣｣
息ぴったりに二人の少年はそう言った
優愛は息がぴったりなのと、顔立ちがにていることが兄弟の証なのだろうとボンヤリと思った
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