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部屋はざわざわとさっきよりも騒がしくなる
「ただの面接ではないってどういうことだ?」
「拷問とか? そんなの嫌だ 俺痛いの嫌い」
「優、それはないと思うよ 考えすぎだよ」
優愛は苦笑いで涙目で頭を両手で抱えてる優に突っ込む
鳳也は顎に手を当てて考えている
「何か対策とかねぇのかよ」
「まぁ、呼ばれるまで待ってようよ あれこれ考えても分かんないし、無駄な体力使うだけだよ」
「そうだな」
数十分後…
「No.22」
鳳也が呼ばれた
「あっ、俺呼ばれたから行ってくるわ」
「頑張ってね兄さん」
「おう 絶対に合格してやる 二人とも落ちんじゃねえぞ」
鳳也は合格宣言をし、走って部屋から出ていった
優は鳳也の行動に肩をすくめた
「兄さん、そんなに面接の内容が気になってたのか」
「そうなの?」
「うん、兄さんは気になるとどんなものなのか早く知りたくて急いでしまうんだ」
「だから走って行ったのね」
「うん」
それから数分後…
「No.23」
優が呼ばれた
「さあてと、俺も行ってくるよ」
優は立ち上がる
さっきのような弱気は無いようだ
「うん 絶対に後で会おうね」
「当たり前だよ 優愛も頑張ってね」
優は優愛に応援の声を残し部屋か
ら出ていき、優愛は一人になった
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