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鳳也と優か・・・・
一人になった優愛は先程の二人の少年について考えていた
今のところ、二人ともいい人そうだから
いざというときに利用できそうね
ただ、逆に私を利用しようとする可能性もある
それも考えておかないとね
人は愚かな生き物で一人だと何もできない
そして信じてはならない
いつか必ず裏切るから
あの人のように・・・・
「No.58」
優愛が呼ばれた
考えるのを止めて、部屋から出る
そして隣の部屋ラルトが待つ部屋のドアを開けた
暗闇の中にポツンと椅子が1つあり、その向かい側に資料らしきものがおいてある机があり、そこにラルトが椅子に座っていた
「そこの椅子に座れ」
優愛は言われるがままに椅子に座った
「受験ナンバーと名前は?」
「No.58 月風優愛」
ラルトは次の質問を言った
「ロストになろうと思った理由は?」
「それは・・・・強くなりたいから」
優愛の青い瞳が鋭くなった気がした
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