はじめてのおつかい(かみさまへん)

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(このオータムとかいう奴の居場所は探せないか?) (で…出来ない事は無い、と…思います…) (やってみてくれ おい…) 短く指示を出すと、今度は織斑千冬に小さな声で話し掛ける (話を長引かせてくれ…その間に俺が奇襲を掛けてソイツを叩く) (無謀だ…向こうは武装をしているだろうし、ここをジャックするほどの腕前だ――) (ごちゃごちゃうるせぇ…俺はやる) (………これを持っていけ) 織斑千冬は諦めたように瞑目すると、胸元から小型の端末を手渡す (これにデータを送る、迷うなよ?) (上等っ!!) シニカルな笑みを浮かべる織斑千冬に、俺も不敵に笑い返すと出入口のドアから音も無く飛び出した
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