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「誰だっ!?」
「どうも、侵入者さん…アンタの首、貰いに来たぜ…?」
スピーカーに全意識を向けていたため、
不意を衝かれたように飛び上がった黒髪の女性に向け、首元を指で掻き切る仕草をして見せる
「くくく…なんだよ、男か」
「男で悪いか…?
悪いが、例のISとか言うパワードスーツくらいなら素手でも充分だ」
「へえ…」
事も無げに言った俺の言葉に、恐らくオータムとかいう名前の女が笑みを深める
「随分とデカイ口利いたな…なら、それが真実かどうか試させてやるよっ!!」
酷薄な笑みを浮かべた女は瞬時に姿を変え、真っ黒なまるで蜘蛛のようなパワードスーツを身に纏う
「もっとも、無理だった場合テメェの身体がバラバラになるだけだがなぁぁぁ!!」
「上等だ…!!」
蠢くように動いていた8本の足が止まり、一斉に俺へと襲い掛かって来る…!!
ISとやらの性能…見せて貰おう…!!
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