はじめてのおつかい(かみさまへん)

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「くくく…くぁぁぁぁっははははは!! 面白ぇ、面白ぇなお前っ!!」 腹の底から全てを吐き出すような大笑を浮かべながら、野獣のような鋭い視線が俺を射抜く 「ISなんてモノが発明されて、世の中の男共なんざ野蛮なクズだと思ってたが…まさか正面からそのISと殴り合おうなんてクレイジーな奴がいるとは思っても見なかったぜ」 「安心しろ、素手でこんなバカやらかすのは後にも先にも俺だけだ」 「そうかい…んじゃ、もう少しだけ味わわせてもらうぜっ!!」 「迷惑だから帰ってくれ」 再びスラスターを吹かして襲い掛かって来る8本の足を巧みに捌きながら、徐々に後ずさる 一撃目は油断があったから決まったようなモノ…今回からは向こうも充分承知して仕留めに掛かって来ている、迂闊に攻勢へ転じるのは危険だからだ 「そらそらぁぁぁっ!! 下がってばっかじゃじり貧だぜぇぇ?」 「んなこと、わかって…らぁっ!!」 「んぐっ…効かねぇなァァァ!!」 足同士の僅かな隙間を縫って放ったカウンターがボディにクリーンヒットするが、奴は毛ほどにもダメージを感じていない いや… (俺の技が無効化されている…?) 「おっ、その顔は気付いたみてぇだな」 俺の僅かな表情の変化に感付いたオータムが、ニヤリと笑い足を下げる
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