二人の守護者

2/21
前へ
/78ページ
次へ
閃光が俺の身体に収束し、やがて実体化していく… 日本の鎧兜を思わせる鈍色のボディに所々に入る鮮やかな緋色、頭部には鍬形を彷彿とさせる鉛色の2本の角があしらわれている 腰には1本の大太刀が差されており、両肩に備わっている特殊兵装を除く唯一の武器…参式斬艦刀だ 「IS…しかもフルスキンだとっ!?」 「ダイナミックゼネラルガーディアン1号機…人呼んで武神装甲ダイゼンガー 悪いな…コイツが出たからには、今度は手加減出来ないぜ」 絶句するオータムにニヤリと笑ってやると、腰の斬艦刀を引き抜く すると斬艦刀の刀身が溶け、形を変えて行く 斬艦刀は特殊な液体金属で出来ている…制御しやすいように通常は大太刀だが、本来の姿は違う 「おぉぉぉぉ!!」 両手で斬艦刀を振り上げ、頭上に掲げると刀身が伸びて数十メートルの両刃の剣へと姿を変える 「我が太刀は雷光の煌めき…」 そう呟くとボディから電流が走り、斬艦刀は雷を纏う 「参るっ!!」 背部のブースターが猛烈な噴射を始め、凄まじい速度で間合いを詰め… 「斬艦刀・雷光の太刀っ!!」 一瞬でアラクネの全ての足を断ち切った 「我が斬艦刀に絶てぬもの無し…!!」
/78ページ

最初のコメントを投稿しよう!

94人が本棚に入れています
本棚に追加