二人の守護者

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――――――――――――――― ―――――――――――― ――――――――― 「けっ…結局こうなるのかよ…」 細かい身体チェックの嵐を強制的に受けさせられたあと、ボソリと独りごちる あの後、突入して来た警備隊が俺を襲撃者と間違えてドンパチやらかして誤解を解く為にダイゼンガーを脱いで織斑千冬に取り次ぎを要求したのだが、逆にISを使える男と言うことがバレて身柄を拘束された上、ほぼ1日間怒濤の検査の嵐を受けさせられて冒頭の独り言に至る ダイナミックゼネラルガーディアン…長いからガーディアンでいいや、アイツも一時的に没収されちまったから管理人格のゼンガーとレーツェルのどっちとも話も出来ないから用意されたベッドでボーッとするしか出来ん こういう時はテンプレ通り天井の染みでも数えるべきなんだろうが…悲しいかな、ピカピカの天井なせいで染みを数える事すら許さないという鬼仕様である 「ケーっ…時間潰しの娯楽でも用意しとけっての、まったくもって暇殺しだな」 ―ガチャ… 「……それはすまなかったな」 大声でボヤいた瞬間に部屋のドアが開き、そこから入って来た織斑千冬が僅かに頬を歪める しかもご丁寧にさっきの書記やってた嬢ちゃんもお供に連れて
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