二人の守護者

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「まったく…捕虜ってのは大事に扱うモンだぜ? やっと検査地獄が終わったと思ったらこんな味気無い部屋に押し込むなんて、君達僕を囚人か何かと勘違いしてませんか~?」 「………すまん、配慮が足りなかった」 「くくく…冗談だ、気にすんな」 からからと笑いながらおちょくるような口調で皮肉を垂れ、謝って来たのを軽く流す どうせ侵入者と認定された時点で真っ当な扱いなんてして貰えないだろうからな 「んで…お望みの検査結果は出たのかい?」 「ああ、ついでに貴様の持っていたISの方もな」 織斑千冬の手に収まっている日本刀をちらりと一瞥する ゼンガーから聞いた限り、ダイゼンガーの時の待機状態はあの日本刀らしい 「御津白夜と言ったか 正直に言おう、貴様のISはほぼ全ての部分がブラックボックスになっていて我々では解読出来なかった ダイナミックゼネラルガーディアンという名前以外はな」 「ほ~…んで? どうする…ここで俺を殺すか?」 「いや、貴様には先程の借りもある……お前の身柄は私が預かる事となった」 「………………ほへ?」 織斑の意外過ぎる答えに1拍置いて間抜けな声が飛び出る 身柄預かり…?こんな全部怪しい奴を? 馬鹿げている 「お前達は馬鹿ですか? こんな怪しさ爆発の男を拘束だけで留めるとか頭おかしいだろ、普通なら拷問でも何でもして洗いざらい吐かせるでしょうが」 「そんな非道な手段は使わん。 それに…自らそんな事を言う奴の方が信用に足ると思うが?」 「む…」 僅かに笑みながらの返しに言葉が詰まる…確かに、はなから信じてくれなんて言う奴よりはマシだ 「ただし条件が1つだけある」 「俺とソイツの情報かい」 「いや…ちょっとした試験を受けて貰いたい 山田先生」 「は、はい…!!」 織斑が付き人の嬢ちゃんに声を掛ける
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