二人の守護者

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「ついて来い」 そう言ってガーディアンを俺に放ると織斑は踵を返す それに無言で山田と呼ばれた嬢ちゃんと俺が続く 「お前の身柄を預かる上で、この学園の生徒として入学試験を受けて貰いたい」 「入学試験……? ガキじゃ無いんだから、今さらペーパーテストだなんて言ってくれるなよ」 「ふ…それよりもっと実践的な試験さ」 「実践的…ねぇ…」 ニヤリと薄く笑いながら告げる織斑に、冷めた口調で繰り返す 今までの話の流れから、この学園があのISとかと言うパワードスーツを教える訓練施設のような場所だと仮定すれば試験方法は1つしか無いだろう 「ここだ…」 織斑に連れて来られたのはアリーナのようなドームだった
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