二人の守護者

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「お前にはここで入学試験を受けて貰う」 「やれやれ…やっぱりこうなるか………」 アリーナの奥にある小さな整備場のような場所で告げられた言葉に、がっくりと肩を落として見せる 想像通り…こりゃ実戦だろう 「こんな場所でペーパーテストってワケでも無いだろうし…やっぱ戦えと?」 「そうだ、相手も用意してある」 「はいはい、どうせ今の俺に人権なんて無いだろうし従いますよ…」 「ルールは簡単だ、これからお前にはISを展開して戦って貰う 相手を戦闘不能にすれば合格だ」 「うわぁ…近未来な世の中にあるまじき原始的ルールだこと…」 「つべこべ言うな、さっさとISを展開してそこのカタパルトに乗れ」 「へいへい」 じろりと睨む織斑に肩を竦めて見せると、瞳を閉じて精神を集中する (さて…………と……!!) ―来い…!! そう念じると手にした日本刀から紅い光が迸り、俺の全身を包み込む… 今回はダイゼンガーとは違い、黒い西洋甲冑のような全身を覆うアーマーにフチが紅い円形のショルダープレートを両肩に着け、背中を覆う黒のマントを纏った姿だ これがダイナミックゼネラルガーディアンのもう1つの姿…ダイナミックゼネラルガーディアン2号機ことアウセンザイター またの名をトロンベだ…!!
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