tough-boy

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「……………………」 クラス代表決定戦の早朝、俺は別のアリーナでアウゼンザイターを展開したままじっと精神を研ぎ澄ましていた 【………………】 「………………」 【今だっ!!】 「ふっ!!」 レーツェルの声が挙がり、俺が両手にランツェ・カノーネを引き抜くと同時に俺を囲むように大量の的が出現する それを寸分違わず一瞬で撃ち抜くと、細長い息を長く吐き出す 「ふぅぅぅぅ…」 【300/300。タイムは0,1秒…まったく、君はバケモノか】 「言ってろ」 呆れたようにぼやくレーツェルをバッサリと切り捨てながら端末機で時間を確認する 朝5:30……多少早いが飯食って決定戦に備えるとするか
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