はじめてのおつかい(かみさまへん)

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「…………………………ほえ?」 茂みを抜けて目に入って来たのは5,6階はあろうかという、いかにも新品くさい見た目の建築物 しかもご丁寧に凸字の形の頂点には時計が付いていて、さらに屋上には何ヵ国もの国旗がはためいている どう見ても学校です本当にありがとうございました。 (あれ……? 難易度ルナティックだと思ったらビギナー…?) 中に何百もの人間の気配を感じた時点で、肩透かしを喰らったような感覚に首を捻ってしまう 天災的(誤字ではない)変態タッグ完全監修と聞いたが、今の段階までは順調過ぎる…… 「まぁいいや…楽に行くなら思いっきり楽させて貰おう、今まで散々だったしな」 疑り深く考えようとしたが、アホらしくなったので考えるのをやめて成り行きに任せる事にする どうせもう既に乗ってしまった船だ、疑ったところで途中下車は出来ないんだしな 「さてさて……んじゃ、ちょっくら聞き込みと行きま「待てっ!!」んあ…?」 校舎らしき建物で聞き込みしようと足を踏み出した瞬間、なぜか頭上から声が降って来た
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