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1.望月巡察
あれから一週間して、私は、阿座河村…須賀君のところへ戻る決心をした。
須賀君があの屋敷で私のことをずっと待ってるって思ったから…
懐かしい感覚を少しずつ取り戻しながら私は電車に乗った。
降りてみると、そこには望月巡察が私のほうをみていた。
望「…おかえり…もうそろそろ帰ってくると思っていたところなんだ。
さぁ、屋敷に行こう…須賀君がまっている。」
少し涙ぐんだその懐かしい顔を隠すように望月巡察はパトカーに乗った。私は、「はいっ!」と返事をし、あの頃のようにパトカーに乗り込んだ。
私は、あの頃を思い出しながら須賀君の待つ屋敷へとむかった。
須賀君は勿論、私が戻ってきていることなど知らなかった…サプライズとして会いに行きたかったから、連絡を入れなかった。
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