始まりかもしれない

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目を開けると 「…一応、知らない天井だ。」 去年にも見たことのある、白い空間にいた 「あれ?来たことあるんだぁ」 「え、誰?つか読むなよ」 ふとうしろから声が聞こえたので、 振り返ってみると 白いフサフサした羽を生やした神らしきイケメンがいたわけで。 イケメンなんて、照れるなぁなんて言ったそいつに思わず履いていた靴を投げた俺は悪くない、はずだ。 「いや、痛いから!!!!!投げちゃだめ、絶対!!!!!」 「あー、俺どうなったの?」 「流さないグフッ」 「あの、家の神が失礼しました。琥龍院空雅様で間違いないでしょうか?」 「え、あ、はい…」 突如、神らしきイケメンが床?にめり込んだと思えば、後ろに満面の笑みの女性がいた。 「申し訳ありません、空雅様。あなたは一度人生を違う家でやり直していらっしゃるので、もう同じ次元には転生できないのですが…」 「うん、そう来ると思ってた。」
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