1345人が本棚に入れています
本棚に追加
/31ページ
「相手のせいにするな。お前に隙があったからだろーが」
「…………」
「お前は、男と切るつもりないって事か」
「それは違う。私だって色々考えて……ーーー」
「考えてこの結果か？ふざけるのも大概にしろ」
「……雷牙」
「お前の気持ちはわかった。好きにしろ。俺も好きにさせてもらう」
雷牙の言葉に言い返せなかった。
見られた事よりも、雷牙の言葉が胸に突き刺さった。
失望された。
それに、好きにしろとまで言われた。
私にとっては好都合な言葉な筈なのに、どうしてこんなに胸が痛いんだろう。
凄く苦しい。
最初のコメントを投稿しよう！