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だから今度はしっかりイメージしてやったら、角のとれた長方形のきれいな木目の積み木ができあがった。
そんなことを繰り返してるうちに晴樹の森の手前まで来たわけだ。
「さて、どんな素材があるかな。ちょっとワクワクだ」
意を決して森の中に入っていく。鑑定眼は常時発動させて、薬草を四次元空間に、落ちてる木の枝は錬金術で種類別に合成していく。
そんなこんなで時間は進み、もう辺りはすっかり真っ暗闇。
だけど御安心を! なんとこの鑑定眼、ナイトビジョン搭載なのです!
暗い森でも採取ができる優れものなんですよ~。
「ふぃ~、いっぱい取ったな。さてさて、確認といきますか」
これも後で知ったことなんだけど、四次元空間を発動させると今ある素材のリストが頭の中で表示されるんだよ。
だから、何が何個あるか直ぐに分かるって訳さ。
ちなみに、今ある素材はこんなもん。
《ケムルの木材》×10kg
《ナリュの木材》×7kg
《プラトの花》×2kg
《ネルムの花》×1kg
《ハミュ草》×500g
《セム草》×200g
《シャロムダケ》×30g
《ファングウルフの大牙》×2
《ファングウルフの爪》×7
《グランドベアーの大爪》×1
《ボリュクスの大羽》×1
《フラムワイヴァーンの角》×2
《フラムワイヴァーンの鱗》×17
《フラムワイヴァーンの甲殻》×3
《フラムワイヴァーンの鉤爪》×6
《フラムワイヴァーンの大牙》 ×2
《フラムワイヴァーンの生肉》×60kg
《魔晶石》×1
これらはほとんど森に入って約500mそこらで見つけた素材。まさか死んだフラムワイヴァーンがいたときはびっくりした。
錬金術で無事な素材だけ分解して後はそのままにしておいた。
んで今は寝床を探してる途中。スライムも寝るの? と思っているだろうが、人間のときと同じで眠気があるんだよこれが。
「おっ、ちょうどいい場所はっけーん」
木の根っこが地表に隆起してて、ちょうどいい感じに隠れられるからそこに滑り込んで寝ました。
おやすみー(-_-)zzz
次の日
おはようございます。昨日に引き続き素材集めをしたいと思います。
「ん?」
頭の中でピロリン♪と音が鳴った。なんだろ?と思ったら、あの女神さまの声が頭に響いてきた。
『聞こえますか?』
「女神さま?」
『はい。その体について教えておくことがありましたので、少しばかりお話ししましょう』
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