これが今の成果

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 《ケムルの木材》  広葉樹で、幹には松のような凹凸がある木から採られた木材。大陸全土に広く分布しており、殆どの木工品はこれが使われている。  《ナリュの木材》  広葉樹でありながらも落葉しない不思議な木から採られた木材。しなやかな性質をもっており、弓などに加工される。  《プラト》  王国に群生地をもつ花。黄色い花を咲かせ、鎮静効果をもつ蜜を作り出す。王国の特産品であるプラト染めの原料でもある。  《ネルム》  王国に群生地をもつ花。計6枚の白と朱色の幅広な花びらをもち、白い花びらは香水の原料、朱色の花びらは染料の原料となる。  《タカヒベ》  王国に群生地をもつ花。温暖で寒気の少ない王国だからこそ咲くことのできる花で、その需要は主に調合師にあり、これから作られるかぜ薬は大変重宝される。  計20枚もの淡い紫色の花びらには大小いくつもの赤黒い斑点が散らばっており、見た目は毒々しい。  《クラント》  王国にしか咲いていない花。睡蓮のような花びらは橙色をしており、その先は白く染まっている。  数年に一度だけ赤い楕円形の果実を実らせ、それは《エリュークス》という霊薬の材料の1つとなる。それ以外にも、花びらは紅茶の原料、茎は滋養強壮薬、葉は熱冷まし、根はお腹の薬にもなる。  《ハミュ草》  大陸全土に分布しており雑草に位置付けされている草だが、実は虫除け効果がある成分を多く含んでおり、乾燥させて燃やすことでその効果を発揮する。草丈は5~6cmほどで、円柱状をしている。  《セム草》  王国に群生している一年草で、一本の茎から扇形の3枚の葉が生えており、上から見ると一枚の葉っぱにも見える草。その葉にはミントの成分が含まれており、嗜好品として売られている。草丈は7~11cm。  《ミクラグ草》  王国に群生している多年草で、厚さ5cmの肉厚な葉が卍型に重なった草で草丈は約30cm、幅は約10cmで、その中にはたっぷりと水分がぎっしり詰まっている。葉の表面には無数の微細な棘が生えており、持ったときにチクチクする。  この草が葉に蓄えている水分は軟膏の役割があり、小刀程度の切り傷ならばたちどころに治る。  ちなみに一枚で2.2kgぐらいである。  《ネサリヌ草》  きれいな泉に生える一年草で、遅効性の睡眠効果がある成分を含んでおり、よく草を揉んでからすり潰すとそのエキスが沢山出る。 草丈は12~15cmほど .
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