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晴れ渡った空は、外で運動をするには絶好の日和と言えよう。
適温の気温もそれに輪をかける。
約束の日は、何の問題もなく訪れた。
王宮近衛騎士団の入団試験に使った屋外訓練場、そこには二人の騎士が立っている。
一人はガルン。
もう一人は予想通りベウィックと言う名の者だ。
試験時に破損した箇所も今では綺麗に修復されている。
観覧の主賓席にはパリキスの他に、四人の王族が座っていた。
第一王女セルレイン。
盾を提供した第三王女アルセリア。
それに、予想通り第一王子ダムスライドの姿もある。
それを護るように、王宮近衛騎士が幾人か周りを囲んでいた。
「さてと、後はパリキスを信じるだけか」
ガルンの呟きは広いフィールドに飲み込まれた。
対峙する青髪の騎士は黙したまま動かない。至極自然体だ。
手にする斧槍からは、威圧的な気配が漂っている。
「揃っているようだな」
ヌッとガルンの影から姿を現したのはアズマリアだ。
酷く疲れた顔をしている。
気苦労か、ガルンに受けた怪我の影響かは分からない。
二人を見てから主賓席に顔を向ける。
「パリキス王女のサクラメント強度試験。開始をするが何か異存は?」
アズマリアの言葉を受けて、セルレインが席を立った。
「特に先に決めた取り決め以外に、変更は無い。そうであろう第四の?」
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