エピローグ

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気が付いたとき、僕は四角形の部屋にいた その中央には本が一冊浮いている まず、先に自分が誰なのか、そして何故此処にいるのかを考えてみるか・・・ ・・・駄目だ、全く思い出せない 本に触れれば何かわかるかな? 本「おはようございます、十六夜紅蓮様。」 紅蓮「本が喋った!?」 本「いえ、これは私、君達の世界でいう天使が本を通じて喋っているだけですよ。」 紅蓮「こちらに来て喋れないのか?」 本「それは無理ですね、今紅蓮様に姿を見せるのは禁じられています。 何故かはわかりませんが。」 紅蓮「さっきから言っている紅蓮とは俺の名前だよな? 俺は何も思い出せないんだ。」 本「ええ、そうですよ。 しかし、紅蓮様の記憶が無いとは変ですね。 紅蓮様の名前や生前の世界の記憶のみを消すように言っておいたはずなんですがね。」 紅蓮「何故記憶を消す必要があるんだ?」 本「こっちの世界に来る方法がトラウマになるからですよ。 そして、消した記憶の部分私が説明する事になっているんです。」
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