エピローグ

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紅蓮「生前の俺はどんな奴だったんだ?」 本「友達も多く、それなりのムードメーカーでしたよ。 多彩な趣味を持ち、頭も上の方、さらにケンカも強い。 問題は性格が少し周りの人と比べると、悪くいえば異常者。 でも、そんな紅蓮様だからこちらの世界に来れたんですよ。 異世界にいく人は大体異常者がほとんどですからね。」 紅蓮「ふーん。次は、俺はどうやってこの世界に来た?」 本「暗闇の中、異次元空間に入れました。 人間が入ると、体の一部が痛みだすので、あれがトラウマになりやすいんですよ。」 紅蓮「大体解った。 何故、俺を様付けで呼ぶ?」 本「紅蓮様はこの世界の救世主になる御方ですから。」 紅蓮「救世主?」 本「はい、紅蓮様がこの世界に呼ばれた理由は、この世界の危機を救うためです。 実は、紅蓮様が呼ばれた理由はもう一つあるんですよ。」 紅蓮「一体何だ?」 本「紅蓮様には特殊な能力があるんです。 その特殊能力は成長というものです。 人間なら皆この能力を持っているんですが、紅蓮様はその成長が人一倍強いんです。」 紅蓮「例えで説明してくれ。」 本「普通の人は、魔力50を上げるのに三週間かかるとすれば、あなたは5日ぐらいで上げられます。」 紅蓮「他には無いのか?」 本「それぐらいですね。」 紅蓮「神様から貰える能力は?」 本「紅蓮様の体と魔力+1ぐらいですね。」 紅蓮「それだけで世界を救えと?」 本「まあ、簡単にとは行きませんが、紅蓮様は救世主なので死なないでしょう。」 紅蓮「そういうものか?」 本「そういうものですよ。」
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