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「百貨店って買い物でもするの?」
「そうだ」
車から降りると雷牙は私の手を引き二階へと向かう。
二階はブランド店が並ぶフロアー。
百貨店は来たりする事あるけど、二階を歩く事はほとんどない。ブランド物なんて手がでないもの。
流石はジュオールの社長。お金持ちは違うわね。
「好きなブランドはあるか?」
「全くない」
「は?」
「ブランドものなんて一つも持ってないもの私。雷牙とは違うの」
「なら、欲しいものは?」
「…ない」
「お前なぁ」
ため息をつく雷牙。
もそかして…私のものを買いに来たの?
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