第一世 一番古い記憶
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背を向け駆け出した柳月の後を追って、一人の男が足を前に出しかけた瞬間、晁光はそれを逃さず、翳していた刀を振り下ろした。 断末魔とともに男の身体が地面に崩れ落ちていくと同時に、今まで晁光の様子を伺っていた男達が一斉に刀を振り上げ向かって来る。 晁光は雄叫びを上げると、柄を握り直し男達に向かって行った。
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