5人が本棚に入れています
本棚に追加
/3ページ
No.0
何から話せば良いのだろうか…
季節はそう…
2月の真冬のある日の事。
私はいつものように学校へ行く身支度をしていた。
すると、突然家の電話がけたたましく鳴り響いた。
私はこんな時間に誰だろう?と思いながら電話にでた。
電話にでてみると、聞き覚えのある声で
「もしもし?お母さんだけど」
と言うので
急にどうしたんだろ?と思いつつ
少し驚きながら返事をした。
「お母さん!?こんな朝早くにどうしたの?電話してくるなんて珍しいよね?ビックリしたよ!」
「実はね…」
と深刻そうな声で、これからの事など大まかに説明をされたのだった。
簡単にいえば、引っ越しをするそうで
学校も4月から新しい所に行かなければならなくなってしまったのだ。
引っ越しも親の気まぐれで決まったらしく
学校への手続きはもう済んでるから~との事。
言い返す間もないまま電話が切られ
私は、あいた口がふさがらない状況だった。
せっかく行きたい学校に通えていて
それなりの学校生活をエンジョイしていたとゆうのに…
気持ちが急にどんよりなってしまったものの
決まったものは受け止めるほかない。
私は、仕方なく気持ちを切り替え
母が携帯に新しい連絡先などを送っていたので
それを確認する事にした。
引っ越し先を見てみるとここから2~3時間くらいの所にあるらしい。
学校まではバスで30分程で着く所にあるようだ。
早速これから自分が行かなければならなくなる場所が
どんな所なのか下見をしに行く事にした。
まだ2月上旬だった為、引っ越しする4月まで
少しの間余裕があった。
それまでに少しでも慣れておかなければと
不安をいだきつつ初めての引っ越しに
心踊らせながら向かうのだった。
これが、私達の出逢いのきっかけになるなんて
この時はしるよしもなかった…
最初のコメントを投稿しよう!