No.0

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No.0

何から話せば良いのだろうか… 季節はそう… 2月の真冬のある日の事。 私はいつものように学校へ行く身支度をしていた。 すると、突然家の電話がけたたましく鳴り響いた。 私はこんな時間に誰だろう?と思いながら電話にでた。 電話にでてみると、聞き覚えのある声で 「もしもし?お母さんだけど」 と言うので 急にどうしたんだろ?と思いつつ 少し驚きながら返事をした。 「お母さん!?こんな朝早くにどうしたの?電話してくるなんて珍しいよね?ビックリしたよ!」 「実はね…」 と深刻そうな声で、これからの事など大まかに説明をされたのだった。 簡単にいえば、引っ越しをするそうで 学校も4月から新しい所に行かなければならなくなってしまったのだ。 引っ越しも親の気まぐれで決まったらしく 学校への手続きはもう済んでるから~との事。 言い返す間もないまま電話が切られ  私は、あいた口がふさがらない状況だった。 せっかく行きたい学校に通えていて それなりの学校生活をエンジョイしていたとゆうのに… 気持ちが急にどんよりなってしまったものの 決まったものは受け止めるほかない。 私は、仕方なく気持ちを切り替え 母が携帯に新しい連絡先などを送っていたので それを確認する事にした。 引っ越し先を見てみるとここから2~3時間くらいの所にあるらしい。 学校まではバスで30分程で着く所にあるようだ。 早速これから自分が行かなければならなくなる場所が どんな所なのか下見をしに行く事にした。 まだ2月上旬だった為、引っ越しする4月まで 少しの間余裕があった。 それまでに少しでも慣れておかなければと 不安をいだきつつ初めての引っ越しに 心踊らせながら向かうのだった。 これが、私達の出逢いのきっかけになるなんて この時はしるよしもなかった…
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