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「今日は、たぶん、無理だろ。片付けもあるし、な」
「……そう、ね」
話す、といったあのことだと気付き、頷いた。
二次会が終われば、これで終わり、とはいかないのがこういうイベントの常だ。
明日は月曜だとわかっていても、おそらく、三次会だの四次会だのと騒ぎは続くんだろう。
私たちもきっと、その波に飲まれる。
「だから、明日の夜。遅くなっても必ず行くからな」
「……うん。わかった」
了承した私に、長瀬が優しく微笑みかける。
さっきまで怒っていたのに、と不満に思いながらも、その笑顔に胸が高鳴るのは惚れた弱みってやつかもしれない。
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