あとがき:38章?

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 首を元に戻し、開け放たれた扉の向こうの2人に視線を送った。  2人が視線を外す。  ――わしを見捨てる気か!!――  男は心の中で叫んだ。  万事休す。  男は、勇気を振り絞り、その声の主と対峙した。 「せ、正妃よ。久しぶりよのぉ」  王の額からは冷や汗が流れている。  正妃は大きく息を吸いこんだ。  そして、 「あなたこそ、“馬鹿な男”よ!!」 .
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