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残された王。
そして、正妃。
そう、これは、グレイがとび出していったその“あと”の話“書き”。
「あなたもそろそろ“馬鹿な男”を返上してほしいところだわ」
正妃がこぼす。
「わしは、正妃がいるから、“馬鹿な男”でいられるのさ!」
王は、いたずら顔で正妃に応えた。
2人は一瞬の間の後、笑い出す。
宮殿に優しい笑い声がこだました。
38章? 終
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