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駆けつけると、そこには赤く染まった浅葱色の羽織。
絶命している隊士達、
鉄に匂いが充満している。
沖田「クッ クソー なっなんで?・・・・」
沖田、ドンと近くの壁を叩いた。
?「そ・その声ヒューヒュー総・司か?ヒューヒュー」
沖田も紫音も声のした方を見た。
そこには、壁にもたれ掛かり、首より赤い血がドクドクと溢れだしている隊長格の青年。
沖田「平助ーーー。しっかりしろ。」
紫音はすぐに、止血をする。
だが、もろ頸動脈を斬られているので、なかなか止まらない。
紫音「すぐに運ぼう。総司!」
沖田「うん。平助。寝るな!」
沖田が背負い、紫音が傷口をおさえる。
そして走り出した。
ほぼ瀕死の青年を担ぎ、全力疾走する。
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