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どれくらい時間が経ったんだろう。
何のチャイムかわからないチャイムで目が覚める。
「やっと起きやがったな、望月。」
誰だ…?
このムカつくような声…。
「うみ…か、ぜ?」
「先生か様をつけやがれ」
両手をポッケに入れて、頭上に顔を出し、なにらや意味不明な事を言っている。
あー、目覚め悪りぃな…。
眩しさに目を細めつつ、起き上がる。
「3時間目、終わったぜ?」
「そう…」
海風はタバコを揉み消してから、私の横に座った。
ほんのりとタバコのにおいが染み込んでいるワイシャツ。
間近で見るとやっぱり細くて引き締まっている。
「お、お前の授業は4時間目だろ!ちゃんと出るよ」
変態かよ!!
慌てて顔を背けると、ぷっと噴き出す声が聞こえた。
「俺様に惚れたか?」
「誰が惚れるかバーカ。」
どこまで自信家の俺様なんだよ。
腹黒エセ教師のクセに。
確かに、校内でファンクラブができるほどのイケメンかもしれないけどさ…。
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