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ある雨の夜の町外れにある教会
???「今日はよく雨が降りますね…」
オギャー!オギャー!オギャー!
???「!?子供の泣き声が聞こえる!」
ッタタタタ
そこには深く傷ついた肌の色が黒く、耳の長い女性とまだ産まれて一年もないと思われる赤ん坊がいた
???「大丈夫ですか!」
女性「うっ……」
???「ひどい傷…」
???「(長い耳と黒い肌…ダークエルフですか…)」
???「どこから来たのですか!」
ダークエルフ「エルフ…の…国…」
???「(喋ることもままならないなんて…)」
???はダークエルフの脈、呼吸、出血量を確認して
???「(多分この人はもう助からない…)」
ダークエルフ「おね…がい…」ハアハア
???「喋ってはいけません!」
ダークエルフ「私の…事よりも…」ハアハア
ダークエルフ「この子の…事を…」ハアハア
???「解りました!分かりましたから喋ってはいけません!」
ダークエルフ「いいん…です…分かります…自分の…体ですもの…」ハアハア
???「……」
ダークエルフ「この子を…育て…あげて…」ハアハア
???「……お任せください」
ダークエルフ「あり…が…とう…」ハアハア
???「(なんて強い人だろう…)」
ダークエルフは赤ん坊に向き合った
ダークエルフ「ごめん…なさい…ね…」ハアハア
ダークエルフ「あなたの…成長を…見守れなくて」ハアハア
ダークエルフ「あなたは…逞しく…生きなさい…」ハアハア
ダークエルフ「さよう…なら…私の…愛しい…赤ちゃん…」ハアハッ
ダークエルフ「……」
???「……お墓…作ってあげましょう…」
赤ん坊「ダーダーブー」
???「この子は私が守らなくてはなりませんね…」ダキッ
赤ん坊「アー?」
???「この方と約束しましたからね…」
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