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500年前、世界は急激な温暖化により、それまでの機能(システム)を停止した。
北極圏、南極大陸の氷は一部を除き溶けた。
これにより、海洋循環はほとんど機能しなくなった。
同時に、中央シベリア高原北方やグリーンランドなどの永久凍土が溶け地盤は脆くぬかるみ、ツンドラは消え失せ湿地帯が広がった。
珊瑚礁の堆積によりできた島やその国々は海面上昇に伴い、海の底に沈んだ。
さらに、大気循環も不安定になり世界で少雨化が進んだ。
アフリカ大陸の砂漠化は悪化し、そのほとんどが砂に覆われた。これにより、多くの国が砂に呑まれ、生物が死に絶えた。
砂漠化はアフリカ大陸だけに止まらず、オーストラリア大陸、南北アメリカ大陸、アラビア半島、ユーラシア大陸内陸部のアジア州でも急速に進んだ。
特に赤道直下の国ではその勢いは群を抜いていた。
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