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「はぁ...」
放課後の教室で少女が一人ため息を漏らした。
大きな瞳に長い金髪、うさぎの形をしたヘアピンが特徴的な少女だ。
彼女が鞄に付けているうさぎのぬいぐるみを撫でながら呟いた。
「もう疲れたよ...代わってくれないかな、うさちゃん...」
少女が口を閉じるとどこからか女の声が聴こえる。
ーーその想い確に聴いたぞ
少女は訳がわからず辺りを見渡すが誰もいない。次の瞬間。
うさぎのぬいぐるみから蒼白い光が漏れ始め、次第に強くなり少女を包み込んだ。
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