第1話

2/3
前へ
/3ページ
次へ
「はぁ...」 放課後の教室で少女が一人ため息を漏らした。 大きな瞳に長い金髪、うさぎの形をしたヘアピンが特徴的な少女だ。 彼女が鞄に付けているうさぎのぬいぐるみを撫でながら呟いた。 「もう疲れたよ...代わってくれないかな、うさちゃん...」 少女が口を閉じるとどこからか女の声が聴こえる。 ーーその想い確に聴いたぞ 少女は訳がわからず辺りを見渡すが誰もいない。次の瞬間。 うさぎのぬいぐるみから蒼白い光が漏れ始め、次第に強くなり少女を包み込んだ。
/3ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加