彼らの語られなかった物語と生きた証を語ろう

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ーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「……よいしょ、っと」 「ラウラ、大丈夫か? 俺持とうか?」 2人は一通り買いたいものを買い、寮へ帰ろうとしていた。 「大丈、夫……」 「全然大丈夫そうじゃないぞ?」 確かに、いまにも倒れてしまうんじゃないかと思うくらい、ラウラはよろけて歩いていた。 「……そうみたいだね」 「だから、俺が持つよ。人の厚意はありがたく受け取っておけ、って言うだろ?」 「……ありがと。……あっ、本屋だ」 見るとそこには、店先まで本が並べてある本屋があった。
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