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「雷牙…苦しいわ」
「あ、ああ、悪いな。こんなに嬉しい事は久し振りだ。断られる事を覚悟していたからな」
様子がいつもと違うかったのは、プロポーズするのに不安だったから?雷牙でも不安になったりすることあるのね。
「有難う…雷牙。私を選んでくれて…有難う」
「何言ってんだ。お前だから結婚の選択肢がでたんだろーが。お前と再会していなけりゃあ、独身の道まっしぐらだったと思う」
雷牙は私の濡れた頬を指で拭いながら微笑む。
私は頬に触れる雷牙の手を取りぎゅっと握り締めた。
「雷牙、好きよ…愛してるわ」
「俺もだ。愛してる」
唇が触れるだけのキスを幾度も交わした。
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