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食事はあっという間に終わった所で携帯が鳴り響いた。
「…番号だわ。でてもいい?」
「ああ」
通話ボタンを押すと電話の相手は恵梨香からだった。
『優ちゃん、久し振り』
「…ええ」
『あのね。優ちゃんに伝えなきゃいけない事があって』
「何かしら?」
『七年前の事だけど』
「…………」
『あの日、雷牙は悪くないの』
「……え」
『私が雷牙に嘘を付いて、無理矢理抱いてもらおうとした』
……ちょっと待って、どういう事?
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