HappyBirthday(2)

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「お前は本当にいい女だな」 「そんなことないわ」 「いや、そんな事あるだろ」 「そんな事ない」 「優里、俺は……ーーー」 「雷牙…私、貴方が好き」 雷牙の身体からそっと身を離すと、その表情をじっと見つめた。 私は、雷牙の事が好き。 「…優里」 「最初は憎くて、雷牙の顔を見る度過去を思い出して辛かったわ」 「…そうか」 「だけど、ずっと一緒に過ごす度に貴方への見方が変わった」 時間はかかったけれど、徐々にわかってきた。
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