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「優里、俺はお前を沢山傷付けた。沢山泣かせて寂しい思いをさせた果てに裏切る形になった」
「…ええ」
「だが、お前の事は本当に好きだった。誰よりも好きだったのは事実だ」
「…雷牙」
「だが今は違う」
「え?」
「過去もお前の傷も含めて、昔なんざ比べものにならないくらいずっと、お前を愛してる」
「……雷牙…」
「俺と、結婚してくれないか」
雷牙は小箱を開けると、そこにはダイヤモンドが光輝く婚約指輪がお披露目された。
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