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最初に会った日以来毎日電話がかかってくる。めっちゃしょーもない電話。
そしてある日…
「ゆーみんの事
好きっていったら
どうする?」
なんて、またまた曖昧な事を彼が言ってきたんです。
「無理やな」
BMXをふきふきしながら即答する私…
(当時はBMとか
スケボーが流行ってた)
彼にだけは何故か素の自分がいたんです。
「ゆーみん
冷たいわあ…」
電話の向こうであからさまに落ち込む彼が想像できた。
でも…それはきっと演技やから…誰にでもいってて軽々しい告白?やったから、
あえて強く返した。
「あんたな~告白はちゃんと好きになった人に言わな…あかんで」
うちは何故か説教しはじめた。
彼は何故か素直にうんうんと聞き始めた…そしてまた言った…
「だから好きやー
ゆっとるやんけ!」
「はあ?!」
本気なのか嘘なのか、分からんくなってきてしまった…
「ごめん…
分からん」
そう言って電話を切った…ありえへんよありえへんよ…と思いながらも…
何でか気になる…
いやでも…
違う…認めたくない
微妙に嬉しい自分と、あんな奴ありえへんという二人の自分が戦いだした。
うん。ありえへん!
そして、すぐに天使?が勝っちゃいました。
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