学生

15/27
前へ
/475ページ
次へ
「いやいや、我々理事一同、どうもこの御仁を見誤っていたようですな。」 えっ?なによ?何か? 「いやはや、一番どうしようか悩んでいた問題をいきなり解決してくれるなんて、助かりましたよ。」 何人かの理事など涙ぐんで礼を言ってくる。 えっ?総合って… しかし突然 「あいや待たれい!」 という声とともにドアが開かれた。 「校長?校長ではないですか!?」 何このテンション? 「皆々様待たれよ!果たしてこの者に本当に総合を教えることができるのか!?」 「それは!」 「うむむむ」 「し、しかし!」 「彼は自分から立候補したのです。何か自信があるのでは?」 いや、総合にそんな大袈裟な 「それを見せてもらうために、まずはこの問題を解いてもらう!」 校長がそう言って取り出したのは一枚の紙
/475ページ

最初のコメントを投稿しよう!

29690人が本棚に入れています
本棚に追加