堅実なチートの日常

学生

sideティア

「おっはよー！久しぶり！ティア！」「久しぶりだね、ティア君」「やっと復活ですの？待ちくたびれましたわ。いいですか？あなたは私のライバルだということを…」

今日、休学が終わって学校に登校してきた私を最初に迎えたのはみんなの挨拶だった。

「久しぶり、みんな。」

口々に、久しぶり、と返してくれるみんな。うれしいものだ。

「なんか変わったこととかあった？」

休学中になにか変わったことがあったか聞いたら、隣の席のマナちゃんが

「あ、そういえば新しい教師が今日、このクラスに来るらしいよ？」

ということを知らせてきた。
新しい教師？なぜ？というかなんでこのクラスに来るって分かるんだろう。

「うちの担任で総合のクガ先生、ノイローゼになったんだって。」

へぇー、そうなんだ。クガ先生ついにノイローゼか、まあ、総合担当だもんねぇ。

なぜ、先生の間でしか知られてないことをこの娘が知ってるかは突っ込むまい。

それからしばらく休学中にあった出来事をマナちゃんに教えてもらっていたが、

「はよーっす。」

と言ってレオが教室に入ってきた。

「あっ、おはよ、レオ。」

「応、おはよ。ティア。」

「知ってる？今日新しい教師が来るんだって、今度はどれくらい持つかな？」

とレオに聞いてみたら、

「ん？このクラスに来るのか？ん～…まあ、あの人なら大丈夫だとおもうぜ。」

「えっ？レオの知り合い？」

「まーな、ていうかティアもよく知ってる人だけど。」