学生

19/27
前へ
/475ページ
次へ
あまりの突然さに絶句した。 「若いな。」「うん。」 「果たして今回はどの位もつのかね。」 とクラスメイトたちはボソボソと小声で言い合っている。 「えー、こちら今日から一週間君たちの担任をなさってくださる、葉風透先生だ。」 と説明する校長の声を聞いてやっと声が出た 「えっ、ええええええええええええ!?葉風君!?何してるの!?」 私に気づいた彼は小さく手を上げて「よっ」と挨拶してくる。 「なんだなんだ!?」「アクアリウムさんの知り合い?」「どういう関係?」 「ちょっと!?レオ知ってたの!?」 明らかに先程の言葉はこれのことだろう。 「いや、このクラスに赴任することになるのは知らなかった。」 「でも学校に来るって知ってたならおしえてよ!?」 「あー、こらこらこれから自己紹介してもらうんだから大人しくしてなさい。アクアリウム、パールヴァティ?」 校長に注意されてしまった。 「それでは、どうぞ自己紹介をお願いします。葉風先生。」
/475ページ

最初のコメントを投稿しよう!

29690人が本棚に入れています
本棚に追加