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「この『ばすけっと』の師匠がいるの？」
ふと疑問に思ったらしいティアが聞いて見た。
「いるよ！師匠、いつもあたしたちに色々教えてくれるの！」
「へえ、やっぱり強いんだ。」
「師匠は強い！なんだったっけ？」
「いつも言ってるもん！確か…『たけとりこうこうばすけっとぼーるぶぶちょう』なんだよ！」
「……あれ？」
「変な肩書きだな。」
ヒュッと持っていたボールをなげた
綺麗な放物線を描いて落ちていく
「あっ！」
パサッとネットに触れた音がして、ボールがゴールに入った。
「よっしゃー！」
なんだこれ、超嬉しい。
「見たか！？ティア！」
「…えっ、何が？」
見てなかったのね。
「あっ、ごめんごめん…ちょっと考え事してたから」
「なんかあったのか？」
「ううん、大丈夫。まさかね…いや、でもそんな学校ここら辺にはないだろうし…」
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