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結局、その後もばすけっとをしていたが、そろそろ時間だからもう行こう、という話になった。
が、
「あれ、みんな行くの？」
一緒に遊んでいた子供達や大人たちが一斉に俺たちと同じ方向に進み始めた。
「あれ？兄ちゃんたちも見に行くの？師匠の紙芝居」
「か、紙芝居？それに師匠って…」
「うん、師匠はこの時間帯に紙芝居をやってるんだよ？すごい人気なんだから！」
というか、時間的に噂の話屋というのは、この師匠の紙芝居…だろうな。
話屋じゃないのかよ。話が違うじゃねえか、話屋だけに
ばすけっと師匠、そして話屋、中々多才な人らしい
ということで団体で街の中心の噴水広場に行った。
そこでは、
「うわあ、すっごい人混み」
人であふれていた。
休日の噴水広場は基本的に人が多い。しかし、それは普通は通行人で溢れていたのだが、
「すごいね、これ全部話屋を見に来たんだ。」
みんな立ち止まってこれから起こることを待っている
あまりの人の多さに前の方に行けないぐらいだ。
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