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ただのデートするための口実だったのだが、ここまで、となると流石の俺も興味を持ち始める。
「どんな人なんだろうな」
「…そうね、ひょっとして私たちと同じくらいの年かもね…」
「?」
ティアは知ってるのだろうか?話屋がどんな人なのか、
と思っていたが
「おっ!始まったみたいだぞ。」
前の方の人たちが喝采を挙げている。
どうやら登場してきたようだ
わざわざ高いとこに立つための壇まで用意している。
今、壇上に上がり始めた人がどうやら話屋のようだ。
「おっ!ティアの言う通り本当に俺らぐらいの年みたいだぞ!」
壇上の男がマイクを持った。
始まったみたいだ。
壇上には司会者ともう一人、
司会者が話し始める。
『ハロー、紳士淑女の皆様、いつの間にかこんなに増えてしまって…。さて、今日が初めてという人もいるだろうから。まずは自己紹介から』
マイクがもう一人に渡された。
『えー、一応、この辺りでお話させてもらってる、竹取高校漫画研究部部長兼、紙芝居研究部部長兼、ゲーム愛好会会長、絵本読み聞かせ同好会会長…葉風透です。』
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